組織を良い方向へ導くリーダーシップ
キャリアを重ねて行けばいずれ責任のある仕事を任されるようになります。看護師は人の命に関わる仕事ですからミスをしてしまうと取り返しのつかないことになってしまうこともあります。それだけ責任重大な仕事ですので、看護チームのリーダーとしてしっかり他の同僚を引っ張って行けるだけのリーダーシップ、統率力が必要です。「説得力」がなければ統率して引っ張って行くことは難しいでしょう。
看護師における説得力とは
同僚の看護師達から得なければならない説得力とは何か?リーダーシップとはみんなを動かす力であり、リーダーシップをとるためにはまず他の看護師からこの人がリーダーだと認めてもらわなければなりません。それが出来ないとチームがバラバラになってしまいますから、運営に支障が出てしまいます。そんな状態で良質な看護は到底不可能でしょう。業務の能力、仕事に対する姿勢、仕事ぶりなどによって「この人のようになりたい」と目標にされることや、「この人についていきたい」と思ってもらうことが大切です。リーダーシップは説得力が裏付けするものと言えるでしょう。
尊敬される看護師になる
リーダーシップをとるためには周りからの信頼が必要不可欠です。看護師としての仕事への向き合い方、言葉より行動や実績によって説得力は生まれます。仕事に対してしっかり向き合っていない口だけの人の言葉など誰も聞き入れてはくれないでしょう。尊敬出来る看護師と思ってもらうことが出来れば、そういう人の言葉はみんなが聞き入れてくれるでしょう。
以下に、看護現場におけるリーダーシップ関して役立つ一冊をご紹介します。看護師に必要なリーダーシップをわかりやすく、基本からティーチングとコーチングの使い分けまで、応用的な内容も記載されています。ぜひこの本をご活用していただきリーダーシップを発揮して下さい。
チームの雰囲気を作るのもリーダーの役目
リーダーシップを発揮することは簡単なことではないかも知れません。医療の現場では業務の量や質、責任感が重要視されます。それが能力として判断され、現場で評価されます。リーダーシップを発揮するためには仕事の出来る看護師にならなければなりません。仕事に真剣に取り組み周りのケアをしていくことが出来れば自分の目指す看護師に近づけるでしょう。
看護師は看護の専門家として現場にいますが、新人の頃はもちろん、ある程度経験を積んだ人であっても人間ですので些細なミスはあります。ちょっとしたミスであれば笑って済まされることもあるでしょうが、今後同じミスが起こらないためにも指導はリーダーとして必要です。しかし指導する反面失敗してしまった看護師に対してフォローをすることもリーダーには必要です。相手の気持ちになって指導し、フォローも行うことでチームワークが向上し、良い雰囲気で業務が出来る最高のチームになるでしょう。